鹿狼山 純米吟醸
「鹿狼山 純米吟醸」
原材料 米、米麹
原料米 麹米五百万石、掛米ひとめぼれ
精米歩合 60%
アルコール分 15~16
日本酒度 +3
酸度 1.5
アミノ酸度 不明
使用酵母 不明
720ml
製造年月 2011年8月
価格はいただきもののため不明
購入地 いただきもの
大切な友人からいただきました。
このお酒は福島の地元でないと買えません。 こんなお酒があったのだと驚きました。
数多くの種類を呑んできた曙酒造さんのお酒ですが、もちろん初めていただきます。
色合いは、熟成を感じさせ琥珀色に近い。
香りは、予想した熟成香など全くなく、うっすらと砂糖を煮詰めたような甘い香り。
口に含むと、中規模よりふた回りは大きな程度の甘味が、トロトロ、ドロドロとしたトロミの層を張っ
て、ガツンとやってきます。
立ち昇る旨味は、当初からかなり大きく、きれいなもの。
ちょっと山廃を思わせる酸味もあり、2~3年くらい低温で熟成した感じもあり、一方フレッシュなチリ
チリ感もある。
終盤に生じる辛さは適度なもので、呑み干すと野太い旨味がゆっくりと口の中から消えていきました。
冷酒でも美味しいのですが、お燗もきっとありなお酒だろうと思います。
濃醇でおいしいお酒でした。
今度蔵元に会ったらこのお酒のこと聞いてみようと、誓うのでした。
と、誓っていたところ、たまたま昨日、蔵元製造責任者である蔵元ご子息の孝市氏にお会いしましたので、尋ねてみました。
昨年まではわざわざ新地町の水を使用していたそうですが、今シーズンについては仕込水は蔵の水を使用する模様です。
蔵人年齢平均29歳まで下がった、曙酒造さんの23BYは期待大です。