愛山酒呑み比べ(最終)仙禽 愛山55
「仙禽 愛山55」 710番目の購入したお酒
栃木県さくら市馬場 株式会社 せんきん
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 愛山
精米歩合 55%
アルコール分 17
日本酒度 -3~-5
酸度 2.0~3.0
アミノ酸度 不明
使用酵母 協会701
720ml
製造年月 2011年5月
1,650円
購入地 栃木県・ネット
愛山酒を呑み続けることにして、4本目(最終)はこちらです。
今年初挑戦の愛山。昨年秋に蔵元にお会いしたときは、まだ愛山を使用するとは考えていなかったよう
で、急遽決定したため愛山米の調達には相当苦労したようです。
そんな愛山米ですから、今年が最初で最後?かも知れません?
この愛山を使用したお酒として、この速醸の55%と木桶け仕込の山廃酒80%の2種挑戦しました。
今回のお酒は、栃木の試飲会の際は販売前であったため、その試飲会での裏メニューでした。
無色透明よりは若干色がつきます。
香りはほとんど感じず。
口に含むと、中規模よりは二回りは大きな程度の甘味がまず強烈にかつ繊細に飛び込んできます。
この甘味にジワリジワリと酸味が覆いかぶさってきて両者はおしくら饅頭状態。
この背後からは巨大な旨味を感じ、形はとてもきれいです。
中盤に差し掛かると、いつのまにか甘味と酸味のふたりは愛し合い、良いバランス(抱擁)になりました。
渋味や酸味は皆無。
最後にやってくる適度な辛さのおかげで、呑み干した後のキレ味を抜群にしてくれました。
今シーズン、速醸のお酒を「ひとごこち」「とちぎ酒14」「亀ノ尾」「雄町」と呑んできましたが、私はこの
「愛山」が一番好きです。
先日いただいたばかりの「雄町」は酸が強調されていましたが、こちらは甘味のほうが強調。
基本路線は同じなのですが、全く異なる味わい。 面白いなあ。
「愛山」。 来シーズンも是非確保してやって欲しいなと気ままに思うのでした。
愛山のことを蔵元は「ラブ・マウンテン」と表現してます。
おそらく初めてではないでしょうか。 こういう表現も面白い!