仙禽 雄町55 生酛(きもと)
「仙禽 雄町55 生酛(きもと)」 776番目の購入したお酒
栃木県さくら市馬場 株式会社 せんきん
原材料 米、米麹(国産米)
原料米 雄町
精米歩合 55%
アルコール分 16
日本酒度 -7~-8
酸度 3.0~4.0
アミノ酸度 不明
使用酵母 NO77
720ml
製造年月 2011年8月
1,650円
購入地 栃木県・ネット
久しぶりの仙禽。 若手の夜明けという試飲会以来です。
速醸の雄町はかなり酸・酸・酸というお酒でしたが、こちらはどうだろう?
上立香は、ほんのりと甘い香りがします。
口に含むと、中規模よりはふた回りは大きな程度の甘味が、「どうだ!」と主張しながら飛び込んできま
す。
そこを猛追するのがほぼ同程度の大きな酸味。決して尖った感のないまろやかな酸味。
すぐにデットヒートを繰り広げます。(昨日見ていた、福岡国際マラソンの日本人トップ争いのよう)
立ち昇る旨味は、当初よりとても大きく且つきれいなもの。
この甘味と酸味はいつの間にか、争いをやめ融合しあい、そこに極小の渋味が香辛料的な役割を演じま
す。
最後までこの甘味と酸味が融合した味わいは継続し、
呑み干したあとは、ゆっくりと口の中から旨味が消えていくのでした。
この生酛(きもと)は、甘味と酸味のマリアージュ酒です。
これこそ仙菌の真骨頂。
すでに新酒も出たようで楽しみです。