独自の路線をゆく。『悦凱陣 無ろ過生 オオセト 純米酒』

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　『悦凱陣　無ろ過生　オオセト　純米酒』
　　香川県仲多度郡琴平町榎井　　有限会社　丸尾本店　　３７９番目

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`『過去(２１年１月まで)に飲んだ日本酒銘柄　１番～３５４番』

原材米　オオセト１００％

原材料　米・米麹

日本酒度　　＋６

酸度　１．５

もろみ日数　　２７日

酵母　　熊本９号

精米歩合　　５５％

アルコール分　　１８～１９

製造年月　　０９．０２

近年の傾向のお酒である香りが高く(甘い香りがし)、味わいも甘いマスカットのような味がする。

そんなお酒とは異にするお酒、　それが凱陣です。　(小さく最初に悦の字が入ります)

最初は冷酒でいただきました。　　甘みの感覚はほとんど無く酸、苦、渋の味わいのうち酸味が強調されるお酒です。　　お酒を飲みなれていない人にはまず受け入れられないでしょう。

悦凱陣の本領発揮はやはりお燗にあると思います。

冷酒と味わいは変わらないんですが五臓六腑に染み渡るという感じで、　とにかくズッシリとした味わい旨みが感じられ、僕は大好きなお酒です。

こういうお酒こそ熟成に向いたお酒であると思います。

　
なかなか熟成させるまでの保存状態でもないしリスクもあるのでできないのですが、凱陣の手作り純米酒だけは開栓した去年の９月からちょびちょび飲んでおり保存中です。　　その変化が楽しみです。

やはり製造石数が少なく全国の取扱店も少ないためか、以前は第二の十四代とも言われた銘柄であります。(希少性という意味から言った人もいたのだと思いますが全く異なる酒質で十四代のような万人受けするようなお酒ではないのにそんなことを言った人がいるとは考えられいのですが・・・)

初心者には勧められない、玄人好みのお酒といった存在にあるお酒だと思います。　多分マニアックなお酒なんでしょうね。