「稲花 特別純米酒 “絆” 無濾過原酒生酒」 816番目の購入したお酒
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 不明
精米歩合 扁平60%
アルコール分 18~19
日本酒度 不明
酸度 不明
アミノ酸度 不明
使用酵母 不明
720ml
製造年月 2011年12月
1,470円
購入地 千葉県・ネット
昨年の震災後、様々な場面で“絆”という言葉を耳にします。 私たちにいま必要な言葉です。
このお酒の銘柄名も“絆”と言いますが、震災後に名づけられたのではなく、以前より強烈に酸度が高く
まろやかさを出すために数年寝かした後に出荷されるお酒がこの“絆”です。
蔵元ご子息の秋葉さんと再会を約束した昨年は都合がつかずお邪魔できなかったのですが、一昨年の「千
での発見で、お気に入りの一本です。
久しぶりにはなりましたがいただきます。
香りは、甘い香りは感じずに麹の香り。
口に含むと、中規模な程の甘味をまず感じ、すぐに追いかけてくる酸味が猛ダッシュをかけてきます。
立ち昇る旨味は、当初からとても大きくかつとても綺麗なもの。
この旨味以上に感じるのは超、巨大な酸味。 酸っぱいのかと言うとそうではなくとてもまろやかなも
の。
先日居酒屋で同じお酒を呑んでいた隣のおじさんは、この酸味を辛さと感じたようで、人それぞれ感じ方
が違うものだと、でもこれは明らかに酸味である!
その他の渋苦味等は全く感じず。
この特徴的な酸味が舞台の中央で佇んだまま、呑み干すと酸旨味がゆっくりとフェイドアウトしていきま
した。
この個性は大好きです。
不思議なのですが、冷酒でも何杯も続けて呑める味わいです。
また、試してみた温めのお燗も最高においしい!
以前、東北地方の酒店さんが「こちらでもこのお酒が注目なんですよ」と教えてくださったこともあり、
やはり稲花酒造さんは千葉県の最終兵器的存在だなと改めて実感したのでした。