日本酒と登山とマラソンと

50代のマラソンと登山と日本酒の日記。3時間10分切りと60歳までに百名山を目指します。買った日本酒の紹介。

土耕ん醸 山廃純米原酒生詰

土耕ん醸 山廃純米原酒生詰



「土耕ん醸(どこんじょう) 山廃純米原酒生詰」   683番目の購入したお酒


福島県双葉郡浪江町大字請戸東向    株式会社 鈴木酒造店



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原材料  米、米麹
原料米  不明
精米歩合 65%
アルコール分 17~17.9
日本酒度 不明
酸度 不明
アミノ酸度 不明
使用酵母 不明
720ml
製造年月  2010年5月
1,260円
購入地 福島県・ネット
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福島のお酒を引き続きいただきます。

今回は海に最も近いとも言われている鈴木酒造店さんのお酒です。

こちらは若い兄弟の兄弟蔵です。

津波で甚大な被害を受けました。 地元居酒屋で昨年2度呑み、福島酒イベントでもいただいていたので

早速取り寄せて呑んで応援。



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かなりの色がつきます。 琥珀色に近い色合いで健康的な色です。

香りは甘い香りと酸の立つ香りとほのかなアルコール臭。

口に含むと、中規模よりはひと回り以上大きな程度の甘味と、それを少し下回るくらいの大きさの酸味

が、トロミの膜を張りながら飛び込んできます。

そこから生じる旨味はあっという間に広がり、鍛えられた筋肉質な旨味です。

中盤以降は、ほんの少しの酢酸エチルっぽい味わいがしますが好意的なもので、辛さと渋味は弱めにやっ

てきてすぐに旨味に吸収されます。

最後まで重厚感のある旨味が続き、そして呑み干した後はしばらく旨味成分が残り徐々に消えていきまし

た。


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ネーミングがまさに似合うお酒です。

華やかさなどは皆無で、冷酒~お燗まで幅広く楽しめ、もし濃く感じたら氷を落としてロックで呑むにも

いいと思います。


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磐城寿の純米酒も買いました。もう一本の“どこんじょう”とともに冷蔵庫にしまっておきます。

復興後の新酒と一緒に呑むことを楽しみにします。


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蔵元長男の鈴木さんは、地元消防団の団員で、津波の避難誘導をして間一髪災害から逃れました。

そんな状況で避難生活をしながらも、復興に向けて既に全国の蔵元を回り始めているようです。

私がたまたまネットで拝見したのは、中国地方にあるほぼ一人で酒造りをしていて四季醸造に改造した蔵

元さんのへ訪問。


例えば、埼玉の川越にある蔵元なども、あのコンパクトさでやはり四季醸造可能であるので絶対に参考になるはず。

それから火災からの復興に向けて、これから建築の始まる毛呂山町の蔵元だって参考になるでしょう。



鈴木さんの復興に向けては応援したい。








福島のお酒、これが最後のつもりでしたがあと2本続きます。