原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 備前雄町
精米歩合 55%
アルコール分 16
日本酒度 不明
酸度 不明
アミノ酸度 不明
使用酵母 不明
720ml
製造年月 2012年3月
1,500円
購入地 埼玉県・店頭
花陽浴の中でももっとも小仕込のうちのひとつである雄町については、しっかりと数本買いこんでありますので、久しぶりに開けてみることにしました。
甘い香りがスーッと鼻を刺激します。
口に含むと、中規模よりは二回り以上は大きなほどの甘味が、多少ピチピチとした活性感で舌を刺激しな
がら飛び込んできます。
同時に立ち昇る旨味は、当初より大きくもさらにグングンと広がりながらとても綺麗なものです。
この大きな甘旨味を支えるべく、酸味は弱めながらも周囲を取り囲むようにやってきます。
中盤以降、ポツンポツンとアクセントとなる渋味が出現、これが良い!
最後まで大きな甘旨味は全く衰えを見せずに、
呑み干すと、甘旨味が口の中からゆっくりとフェイドアウトしていくのでした。
やはり美味すぎます。
生酒でよく酢酸エチルのチリチリ感って感じることが良くありますが、花陽浴の生酒は今までに一切感じ
たことがありません。
この酢酸エチル臭は私は好意的には感じられないのですが、人によっては前向きに捕らえる人も多くて、
やっぱり酒は嗜好品なんだなとつくづく感じます。
来年もこの雄町はしっかり数本買い込むこと間違いなし!とかたく誓うのでした。