日本酒と登山とマラソンと

50代のマラソンと登山と日本酒の日記。3時間10分切りと60歳までに百名山を目指します。買った日本酒の紹介。

古伊万里酒造「前(さき)」を囲んで

古伊万里酒造「前(さき)」を囲んで」




古伊万里酒造の蔵元、専務前田悟氏を囲んで前(さき)を呑む会が行われました。

古伊万里酒造さんは、焼き物の街として知られる佐賀県伊万里市に蔵元があります。

地元向けの清酒古伊万里(こいまり)と特約店向け限定流通銘柄の古伊万里「前」(こいまりさき)で知ら

れ、製造石数約400石のうち前は約50%だそうです。

杜氏は悟氏の奥様です。

この前(さき)はもちろん前田さんの「前」の字から取ってますが、後でラベルを見ていただくとわかるの

ですが「ベロリ」と言われることも多く、愛称のようなものでもあります。



では専務にひとつずつお酒を出してもらいます。


イメージ 1古伊万里「前」大吟醸雫搾り斗瓶取り」
山田錦 40% +5 
まずは乾杯酒として大吟醸
うちは鑑評会には興味がないとおっしゃってました。 1801&自社酵母ブレンドで、大吟醸に関しては基本1年寝かせるそうです。
味のりがよくて、綺麗な印象の大吟醸です。


イメージ 2古伊万里「前」全量雄町吟醸無濾過生原酒」
雄町 60%
キリッっと強めに辛さでアタック。中途で雄町のふくよかさと、やわらかさまろやかさを感じます。


イメージ 3古伊万里「前」純米全量雄町無濾過生原酒」
雄町 65%
香りはさほど立たず。お米の味が良く出ていてやや濃醇な味わいでおいしい。


イメージ 4
古伊万里「前」純米酒全量雄町」
雄町 65%
こちらは火入になります。 楽しい生と火入の呑み比べです。火入感を感じさせず、無濾過生に比べるとやや落ち着いた感。


イメージ 5古伊万里「前」純米全量山田錦無濾過生原酒」
山田錦 65%
今度は雄町から山田錦に変更です。甘旨味が強めに、最後は辛さでキリっとキレが抜群。
雄町よりも濃醇です。


イメージ 6燻製の盛り合わせ


イメージ 7古伊万里「前」純米酒全量山田錦
山田錦 65%
地元産の山田錦。 山田錦も生と火入の呑み比べになりました。やわらかくトロトロした舌触り。最後はキリッと辛さでキレる。


イメージ 8古伊万里「前」17BY純米吟醸無濾過生原酒」
未発売商品で冷酒と温めのお燗の両方を楽しみます。
熟成香は全くなし。-5℃で保存しているそうで、まだまだ熟成するのも楽しそうです。


イメージ 9
古伊万里「前」純米吟醸生酒」
山田錦 50%
今日もっとも甘味を感じます。ここで発売されたそうで早速家呑み用にも買いました。スッキリな夏酒が一般では多いですが、こういう濃醇な甘旨味のあるフルボディの夏酒が私は好きです。
今日の一番。


イメージ 10古伊万里「前」純米吟醸
山田錦 50%
生酒とは趣が異なり、スッキリなやや辛口にキレるお酒です。蔵のレギュラー酒として一押し商品だそうです。




イメージ 12古伊万里「前」完熟純米酒
山田錦22%、佐賀の花78% 60%
褐色の酒色。旨味が強烈に強い! このお燗は最高に美味い。 2002年醸造の古酒。 


イメージ 13
シチリアンライス


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いままで地元の居酒屋で古伊万里「前」は2回ほどいただいていて、お酒を買おうとネットで検索しても売り切れ中のタイミングばかりでしたが、このたびようやく家呑みのために購入できました。

前田氏のトークにも引き込まれ楽しい会もあっという間の時間経過で、いつものように一丁締めでお開きになりました。

古伊万里「前」にしろ前回の東鶴にしろ佐賀の蔵はいい蔵がまだまだあるぞ、きっと首都圏でも旋風を吹かせるぞという感じの会になりました。