「寒梅 純米吟醸 さけ武蔵」 857番目の購入したお酒
埼玉県久喜市久喜中央 寒梅酒造 株式会社
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 さけ武蔵
精米歩合 55%
アルコール分 15~16
日本酒度 -3前後
酸度 1.8前後
アミノ酸度 不明
使用酵母 埼玉F
720ml
製造年月 2012年6月
1,380円
購入地 埼玉県・蔵元
埼玉県独自の酒造好適米である「さけ武蔵」を使用したお酒を3本いただきます。
まずはその1本目。
寒梅酒造さんは、22BYまでは越後杜氏である星野氏のもと酒造りが行われておりましたが、23BYからは東京農大を卒業し、岩手のあさ開で約3年酒造りをつんできた蔵元息子さんが酒造りの責任者に就任しました。
そんな杜氏の処女作になります。
うっすら黄色がかった色合い。
香りは、埼玉F酵母らしい華やかなりんご&バナナのような香りが立ちます。
口に含むと、中規模よりはふた回りは大きなほどの甘味が、多少ザラザラとした舌触りで、液面にトロミ
の膜をうっすらと張ってスーッとやってきます。
同時に立ち昇る旨味は、ゆっくりと広がりながら綺麗なものです。
酸味は弱めに、甘旨味へのスパイス的役割のもの。
その他、渋味や苦味は全く感じず。
終盤にかけても、当初の味わいは継続し、
そして呑み干すと、スーッとあっという間に消えてなくなりました。
とても優等生なお酒に思えます。
さけ武蔵の純米吟醸としてはすばらしいと思いますが、さらに洗練度が加わるとうんと良くなるでしょ
う。
そんな時、埼玉のエース格にのし上がるであろうなと気ままに断言するのでした。