仙禽 雄町55
「仙禽 雄町55」 706番目の購入したお酒
栃木県さくら市馬場 株式会社 せんきん
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 雄町
精米歩合 55%
アルコール分 16
日本酒度 -7~-10
酸度 3.0~4.0
アミノ酸度 不明
使用酵母 NO・77
720ml
製造年月 2011年3月
1,550円
購入地 愛知県・ネット
先日発表された全国新酒鑑評会で仙禽は見事金賞を受賞しました。 4年目にしての栄冠です。
でも蔵元は素直にこれを喜んでいるのかいないのか!?
受賞スペックは、「19% 亀の尾 純米大吟醸 木桶け仕込」です。
これに意味があります。
亀の尾という品種で金賞をかつて取った蔵は極少数。 アル添でない純米も難しい。 木桶け仕込みは木
の香りが減点の対象になる。 など。
それでもあえて出品することで(まず賞は取れるわけが無い)、この鑑評会に一石を投じる意味を込めてこ
のスペックで挑戦していたのだと思います。
個人的にもまさかの金賞受賞。 素直におめでとうございますと言いたいです。
今回いただく雄町は速醸もとで、このスペックにビックリしながらいただきます。
色合いは、無色透明よりはやや色がつき、やや濁っております。
香りは柑橘系の甘酸っぱい香り。
口に含むと、いきなりやってくるのは相当な酸っぱさ。甘味を感じさせない大振りな酸味です。
背後に感じる旨味はとても大きくかつきれいな形なもの。
中盤以降も甘味が感じられることは無く、相変わらずの酸味と旨味の味わいに自然と引き込まれてしまい
ます(うっとり)。
この味わいが日本酒なの?と感じながら呑み干した後は、酸味のおかげでとてもスッキリ、いつの間にか
グラスにお酒を注いでしまうのです。
数値だけでなく、今までで一番やんちゃでじゃじゃ馬な仙禽です。
是非ワイングラスで肉料理(焼肉、ステーキ)や中華料理など、本来日本酒を合わせない料理に合うお酒だ
なと感じます。
今回も“仙禽やってくれたな”と気ままに独り言を言っている自分がいました。