花陽浴 生もと造り 純米吟醸生原酒
「花陽浴 生もと造り 純米吟醸生原酒」 705番目の購入したお酒
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 さけ武蔵
精米歩合 55%
アルコール分 17~1
日本酒度 不明
酸度 不明
アミノ酸度 不明
使用酵母 不明
720ml
製造年月 2011年3月
1,500円
購入地 愛知県・ネット
2008年3月に誕生した花陽浴の生もと、今期で4造り目になりました。
元来生もとというと、お燗で美味しいお酒、冷酒では呑まないという印象でしたが、近年は栃木を中心
に、冷酒でも充分に旨い生もとが出てきています。
業界では有名なのでしょうが、O橋氏を慕ったようです。 (栃木も関連しているのでしょうか?)
若干お酒に色がつきます。
香りはうっすらと果実系とバニラの様な香りが半々と。
口に含むと、中規模よりはひと回りは大きな程度の甘味が、生原酒の重厚感を背負いながらガツンとやっ
てまいります。
そこにきれいなジュッとした酸味がスパイス的に、甘味へのいいアクセントとなります。
生じる旨味はとても筋肉質なアスリート系できれいな形をしており、そこにジュッとした酸味がやや鋭角
的に旨味にアタックをかけてきます。
中盤以降はやや渋味を感じられ、やや強めの辛さもやってきて味わいはとても多彩なもの。
この五味は面白いなあと思いながら、呑み干した後は、舌の上に五味を残しながら、徐々にフェイドアウ
トしていきました。
これは玄人向けのお酒であると思います。 初心者には山田錦・八反錦・美山錦がいいのではと。
私はもちろん大好きですが、他の花陽浴の味わいと一線を画する味わいに“やはり南陽さんのお酒は面白
いな”と気ままに感じるのでした。