日本酒と登山とマラソンと

50代のマラソンと登山と日本酒の日記。3時間10分切りと60歳までに百名山を目指します。買った日本酒の紹介。

鏡山 特別純米酒無濾過生原酒 備前雄町

鏡山 特別純米酒無濾過生原酒 備前雄町


「鏡山 特別純米酒無濾過生原酒 備前雄町」   660番目の購入したお酒


埼玉県川越市仲町   小江戸鏡山酒造 株式会社



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原材料  米、米麹
原料米  備前雄町
精米歩合 60%
アルコール分 17
日本酒度 不明
酸度 不明
アミノ酸度 不明
使用酵母 不明
1800ml
製造年月  2011年2月
3,150円
購入地 埼玉県・店頭
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平成12年9月に川越の街から地酒蔵が消滅し、地元や協力者の支援等を受け、(旧鏡山酒造跡地は市の所有のため復活の地として実現できす)松本醤油商店さんのご好意により敷地を借り受け、平成19年2月に酒蔵は完成し、酒造りを開始しました。
初年度(18BY)は混乱したことでしょう。翌年には、現在の杜氏の柿沼氏が、「米洗いしか出来ませんが、機械を使わない手造りのお酒を醸したい。使ってください。」と入社し19BYから杜氏に就任しました。
柿沼杜氏は、埼玉、茨城の酒造で豊富な経験がありますので、“米洗いしか出来ない”と言うのは“米洗いが得意”ということであると思いますが、小さな600キロ仕込みサーマルタンク6本しかない製造規模にもかかわらず、そのうちの1本のタンクはお米洗い用の水を貯蔵しているというから、やはり柿沼杜氏のこだわりが伺えます。


小江戸鏡山酒造さんは、社長は飯能市の五十嵐酒造の二番杜氏であった南部杜氏の栗原氏。企画営業部長の五十嵐氏。造りは、柿沼杜氏を筆頭に、麹屋の国分さん、酒母担当の金子さんと小川さんで構成されます。(ちがっていたら指摘してください。)
実質19BYから現体制になってますので、今22BYが実質4シーズン目(本来は5造り目)


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さて、鏡山が徐々に全国区になり始め、首都圏の居酒屋さんでも見かけるようになってくるきっかけになったのはこのお酒の存在があるからだと思っています。
その点を試飲会で五十嵐企画営業部長に伺ったことがあります。
はっきりとした回答を得ませんでしたが、なんとなくそうなんだろうと気ままに感じ取りました。
この時期だけの超限定品。 既に特約店向けへの販売は終了しています。


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無濾過ならではの色合いです。

香りは、フルーツの香りが強めに立ちます。 いい香り。

口に含むと、中規模よりははるかに大きな程度の甘味が強烈に、しかし優しくやってきます。

多少ピチピチ感があり、舌を心地よく刺激してくれます。

生じる旨味は、徐々にスピードアップし、他の追随を許しません。

旨味の大きさはとても大きな、かつとてもきれいな形をしております。

大きいけれどメタボでない鍛えられた旨味です。

この甘旨味に寄り添うように、適度な酸・辛・渋が感じられ、旨味を支えます。

中盤以降も、この甘旨味は衰えることは無く、ゴールに向かって一直線。

そして、呑み干した後は、旨味が舌の上からゆっくりとフェイドアウトしていきました。



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抜群にうまいです。 これぞ鏡山の最高傑作だと思います。

何の酵母なのかなあ? 協会18号、それとも埼玉のかおり酵母

今度試飲会でお会いしたときにでも聞いてみよう、でも教えてくれないだろうなあ。 

スペックが非公開なことだけ、個人的には「公開してもらいたくてしょうがない。」のですが、

今年一番の味わいに、今年も間違いないなと感じるのでした。


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辛口好きの人には口に合わないかもしれませんが、日本酒初心者の方にも受け入れられる入り口になりう

るお酒だなと思います。





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