十旭日 純米生原酒 改良雄町70 生もと 22BY
「十旭日 純米生原酒 改良雄町70 生もと 22BY」 760番目の購入したお酒
原材料 米、米麹
原料米 改良雄町
精米歩合 70%
アルコール分 18~19
日本酒度 +5.0
酸度 2.1
アミノ酸度 2.1
使用酵母 不明
720ml
製造年月 2011年10月
1,750円
購入地 埼玉県・店頭
10月以降、すっかり埼玉のお酒ばかりいただいていましたので、久しぶりの埼玉以外のお酒になります。
都内の某酒店で抱え込んでしまっているために、なかなか首都圏で広がらないという稀有なお酒です。(というか酒店が独特)
都内のイベントにも積極的に参加している蔵元さんですので、いずれその酒店の了承を得る時期が来て、広がり始めるだろうと気ままに思っています。
無色透明というよりは、ほんの少し色がつきます。
香りは、甘い香りと、アルコール臭が半々に。
口に含むと、中規模よりはひと回りは大きな程度の甘味に、覆いかぶさる大振りな酸辛さで強烈にアタッ
クしてきます。
立ち昇る旨味も、ゴツゴツした印象で、とても大きく力強いイメージ。
その旨味を支える酸味は鋭角的に、そこに追補する渋苦味。
味わいは大人のビター味に。
アタックで感じた甘味は、中盤以降は感じることなく、終盤にくる辛さは適度にやってきて、
呑み干した後は、辛苦味で徐々に口の中から消えていくのでした。
五味の感じられるとにかく濃い男酒です。
蔵元寺田さんの笑顔のイメージに似合わないといったら失礼かも知れませんが、個性の光る玄人好みのお
酒だと思います。
冷酒でも充分に美味しくインパクトがあるのですが、今日は久しぶりにぬる燗にもしてみました。
酸がまろやかになり、甘味も滲み出てきて、また違った味わいに感じられ、楽しいお酒だなと気ままに思
うのでした。