居酒屋でよく言われる光景である。
待っていると９０％キンキンに冷えた冷たい(つめたい)日本酒が提供される。
しかし本当は間違えなのです。
『冷酒ください』でキンキンに冷えた日本酒が提供されるのは正解です。
かつて、冷蔵庫が普及されていない時代に遡り、当時は日本酒は常温か熱燗かしかない時代。そのときに
熱燗の対義語のは『冷や』なのでした。
ですから『冷や』といえば常温の状態が正解なのです。 でも、このことを知っている人は少ないのは事実です。
じゃあ、飲食店は冷蔵庫で冷やしている日本酒を『冷やでください』と言われた場合どうするか？
答えは簡単です。
『冷酒でよろしいですか？』と聞き返してください。
『いいよ』と言う客がほとんどですよ。
冷やの意味を知っている数少ない客は『常温で』と言うかもしれませんが、それは常温になるころまで待って提供すればいいだけのことです。
日本酒を提供する飲食店の方、このくらいのことは知っておいてくださいね。
日本酒についてもう少し勉強したい方、 『夏子の酒』尾瀬あきら著(１～１２巻)をネットや古本扱い店で手に入れバイブルとして読むのが一番の早道ですよ。 感動もしますから。
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